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合気道 神戸祥平塾 垂水道場

兵庫県神戸市垂水区で活動する公益財団法人合気会公認の合気道道場 です。
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正勝吾勝勝速日

10月8日、9日と二日間にわたって昇級昇段審査、ならびに研鑽稽古会が開かれました。
祥平塾本部道場から菅沼先生にお出でいただきまして、素晴らしい稽古とたくさんの講話を賜りました。菅沼先生、ありがとうございました。また、遠方よりご参加くださいました他道場のみなさま、ありがとうございました。いつもながら、とても楽しい稽古会となりました。

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さて今回、菅沼先生の講和の中で出てきた言葉が、「正勝、吾勝、勝速日(まさかつ、あがつ、かつはやひ」
元は古事記や日本書紀に出てくる「正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(マサカツアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト」という神様の名前だそうです。

「正勝」は心に正義を持って正しい行いで勝つ。
「吾勝」は我執我欲を克服し、たゆまず修行し、己に勝つ。
「勝速日」は一瞬にして気を発し相手を制する機先の動。

かつて開祖植芝盛平が合気道における理念理合を説明する言葉として用いたそうです。

「勝とうとして、気を張っては何も視えんのじゃ。愛をもってすべてをつつみ、気をもってすべてを流れるにまかすとき、はじめて自他一体の気・心・体の動きの世界が展開し、より悟りえた者がおのずから、いわゆる勝ちをおさめている。勝たずして勝つ――正(まさ)しく勝ち、吾(われ)に勝ち、しかもそれは一瞬の機のうちに速やかに勝ち、つまりは自他一体、神人一如、宇宙即(すなわち)我なる愛の産霊(むすび)そのものの勝利となる。」(植芝吉祥丸著・植芝守央 監修 『合気道開祖 植芝盛平伝』より )

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この独白はこんなエピソードが前段としてあります。
ある海軍の剣道教官が、植芝盛平に木刀で打ちかかってくるところを、盛平がことごとく素手でかわし、最後には相手の方がへばってしまい、勝手に降参したとか。

合気道には試合がなく、勝ち負けを超越した武道であるとよく言われますが、武道でありながら勝ち負けを争わないという意味が分かりにくいと思います。でもその意味の片鱗が上記のエピソードから見えて来ますね。


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